テスト結果「pass (incomplete)」の詳細を知りたい

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Version 14.0.1から、表示名が「pass (one-way packet passed)」から「pass (incomplete)」に変更になりました。
 
テスト結果「pass (incomplete)」 は、テスト通信が最後まで完了しなかった場合に表示されます。
※テスト結果の「block」が「pass (incomplete)」より優先されるため、プロトコルにアプリケーションを指定した場合は通信が完了しない場合でも「block」になります
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例えば、以下の場合に表示されます。 ・テスト通信のやり取りの途中でテストタイムアウト値を超えた ・宛先から送信元への戻りのルーティングがテスト対象機器に設定されていない ・ルータのACL等で戻りの通信が許可されていない
テスト結果が「pass (incomplete)」になった場合、少なくとも最初のパケット(TCPの場合はSYN)は宛先に届いています。 ※パケットがテスト対象機器を通過している状態です
 
pass (incomplete)」判定条件の詳細は下記をご参照ください。
 

通常の「pass」になる条件


TCP

3ウェイハンドシェイク後にコネクション確立し、FINで終了している場合。

UDP

UDPの送受信が行えている場合。

pass (incomplete)」になる条件


テスト通信が最後まで完了しなかった場合に表示されます。
具体的なケースは以下のとおりです。

TCP

  • 宛先にSYNは届いたが、3ウェイハンドシェイクが正常に完了しなかった場合。
  • TCP接続終了時の通信(FIN/ACK→ACK→FIN/ACK→ACK)が正常に完了しなかった場合。
  • アプリケーション(HTTP等)通信が正常に完了しなかった場合。 ※テスト結果判定基準で「block」になる場合を除く。  「block」判定基準詳細は、リファレンスマニュアルの「ポリシーテスト結果を確認する」項目をご参照ください。
※Version 13以前では、上記ケースはテスト結果が「drop」になります
 
関連ヘルプ:ACLをテストしたい

UDP

  • 送信元から送ったパケットが宛先に届いているが、戻りのパケットが送信元に届かなかった場合。
※Version 13以前では、上記ケースはテスト結果が「drop」になります

結果確認

結果が「pass (incomplete)」になると、UIの結果統計アイコンの「Others」がカウントアップされますので、こちらからご確認いただけます。

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