FQDNを指定したシナリオのテストが想定結果になりません
DNSサーバー設定の確認DNSキャッシュの内容確認事象発生原因対応策DNSキャッシュ確認方法ネットワーク機器のDNSキャッシュ確認NEEDLEWORKのDNSキャッシュ確認NEEDLEWORKのDNSキャッシュ削除方法
以下をご確認ください。
DNSサーバー設定の確認
NEEDLEWORKを実行しているPCに、有効なDNSサーバーのIPアドレスが設定がされていることをご確認ください。
また、テスト対象機器とNEEDLEWORKが同じDNSサーバーを参照していることをご確認ください。
PCのコマンドで名前解決可能であれば問題なく設定されています。
DNSキャッシュの内容確認
テスト対象のネットワーク機器とNEEDLEWORKが保持しているDNSキャッシュの内容(Aレコードの情報)が異なる場合、通信が想定通りに行えません。
動作イメージ
以下の例の「①DNSキャッシュの内容が異なる」では、ネットワーク機器とNEEDLEWORKで保持しているDNSキャッシュが異なります。
この場合、以下の動作となります。

事象発生原因
テスト対象機器とNEEDLEWORKが異なるDNSサーバーを参照している場合や、名前解決のたびに結果が変わるDNSサーバーの場合(DNSサーバー側でラウンドロビン設定されている場合など)に発生します。
同じDNSサーバーを参照している場合、
本事象は本事象はNEEDLEWORK以外からの通信(PC等からの通信)でも発生します。
対応策
- テスト対象機器とNEEDLEWORKで同じDNSサーバーを参照する設定にする。
- 以下をDNSサーバーとして設定する。
- DNSキャッシュサーバー
- テスト対象機器 ※DNSサーバーとして動作させる
環境や要件に応じて設定をお願いします。
名前解決のたびに結果が変わる環境の場合も、テスト対象機器とNEEDLEWORKで同じ結果を保持可能です。
DNSキャッシュ確認方法
ネットワーク機器とNEEDLEWORK実行PCでDNSキャッシュを確認します。
名前解決結果の内容が異なる場合、
ネットワーク機器のDNSキャッシュ確認
ネットワーク機器のCLI、GUIからDNSキャッシュの内容を確認します。
DNSキャッシュ確認コマンド(ご参考)
- Fortinet FortiGate
- Palo Alto Networks 次世代ファイアウォール
NEEDLEWORKのDNSキャッシュ確認
NEEDLEWORKでDNSキャッシュの内容を確認します。
NEEDLEWORKを実行しているPCでPowerShellを起動し、以下のコマンドを実行します。
実行結果例
NEEDLEWORKのDNSキャッシュ削除方法
NEEDLEWORKを実行しているPCでPowerShellを起動し、以下のコマンドを実行します。