テスト結果「pass (incomplete)」の詳細を知りたい
テスト結果「pass (incomplete)」 は、テスト通信が最後まで完了しなかった場合に表示されます。
※テスト結果の「block」が「pass (incomplete)」より優先されるため、プロトコルにアプリケーションを指定した場合は通信が完了しない場合でも「block」になります
例えば、以下の場合に表示されます。
・テスト通信のやり取りの途中でテストタイムアウト値を超えた
・宛先から送信元への戻りのルーティングがテスト対象機器に設定されていない
・ルータのACL等で戻りの通信が許可されていない
テスト結果が「pass (incomplete)」になった場合、少なくとも最初のパケット(TCPの場合はSYN)は宛先に届いています。
※パケットがテスト対象機器を通過している状態です
「pass (incomplete)」判定条件の詳細は下記をご参照ください。
通常の「pass」になる条件
TCP
3ウェイハンドシェイク後にコネクション確立し、FINで終了している場合。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/needlework-support/84217285-4a55-4450-ae44-eb6d962e8a4d/e64ddaf709006edce3548f00803491b7.png)
UDP
UDPの送受信が行えている場合。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/needlework-support/d9036264-6f53-4e93-9431-82db8287cefc/da479a61cded154e31d6c7771a2f8954.png)
「pass (incomplete)」になる条件
テスト通信が最後まで完了しなかった場合に表示されます。
具体的なケースは以下のとおりです。
TCP
- 宛先にSYNは届いたが、3ウェイハンドシェイクが正常に完了しなかった場合。
- TCP接続終了時の通信(FIN/ACK→ACK→FIN/ACK→ACK)が正常に完了しなかった場合。
- アプリケーション(HTTP等)通信が正常に完了しなかった場合。 ※テスト結果判定基準で「block」になる場合を除く。 「block」判定基準詳細は、リファレンスマニュアルの「ポリシーテスト結果を確認する」項目をご参照ください。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/needlework-support/6250ee6b-5828-40a0-998c-13a80c90ae9e/e0f02698173afb7830c6ad04ca552b92.png)
UDP
- 送信元から送ったパケットが宛先に届いているが、戻りのパケットが送信元に届かなかった場合。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/needlework-support/2e8d432e-5f11-4a74-97da-5971edbcf278/1f93528c5a8df63ade576daa5b91bb3d.png)
結果確認
結果が「pass (incomplete)」になると、UIの結果統計アイコンの「Others」がカウントアップされますので、こちらからご確認いただけます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/needlework-support/9a647cba-60c8-48b6-89a3-f49ab2d5636a/a2c5478d232c72201434e124b9c70fdd.png)